8月4日に、大福寺で施餓鬼会がありました。
大福寺では毎年この時期に
塔婆回向と合わせて
施餓鬼をする
施餓鬼会法要を行います(※)
施餓鬼は
餓鬼に施しをして
彼らが飢えの苦しみから
救われることを願う行事です
私たちが生死を繰り返す
迷いの世界の中に
餓鬼道があります。
餓鬼道は飢餓に苦しむ世界で
ここに生きる者は餓鬼と呼ばれます。
常に飢えと渇きに悩まされ
やっとのことで食物を得ても
爪が長く食べ物がつかめない
喉が細く食べ物が喉を通らない
しかも食べようとすると
口が燃えて食べ物自体が
灰になってしまうそうです。
施餓鬼会法要のお経には
そんな餓鬼が満足に食べ物を得られることを願う
お経がいくつも含まれています。
(※)施餓鬼会の根拠となっている救抜焔口餓鬼陀羅尼経では
回向によって溜まった功徳で餓鬼を救い
さらにその功徳によって修者は長寿を得るとされています